冠婚葬祭についてのお知らせ
《結婚式について》
結婚は、それを望む二人が約束に基づいて「ふうふ」の関係を築き、家庭生活を営む社会制度です。教会はそれが神の創造の秩序の要素のひとつであると考えてきました。ですから、結婚式は単なる儀礼だけでなく、神と証人との前における約束が人生の重要な決断であり、また、そのようにして踏み出される新しい共同生活に神の祝福と導きが伴っているという教えに立っています。
また、教会での結婚式はあくまで「礼拝」として行われるものです。ご参列の皆さんも、神さまの愛に応えて、人格的な愛をお互いにはぐくみ、支え合う誓いをなそうとしているお二人の出発を神に感謝し、祝福をお祈りください。
なお、いわゆる「キリスト教式」と呼ばれる結婚式の中で行われている要素の中には、古来からの慣習や流行などを取り入れたものも多く、厳密に言うと純粋にキリスト教の信仰から出たものではないものもあります。けれども、基本的には結婚されるお二人の約束の意味や祝福を象徴する慣習として一般に広く受け止められているものもありますので、牧師はどのような式を希望しておられるのかをお二人にうかがった上で、式の内容について検討いたします。(ただし、教会は結婚式場ではありませんので、「キリスト教の礼拝である」という原則にそぐわないようなご希望には応じかねます)。
例)「入場」の方法:結婚するお二人が並んでに入場、お一人ずつ入場、親族と一緒に入場 など、ご希望によってどのような形でも可能です
◇豊中教会で結婚式・婚約式を希望される方がありましたら、まずは牧師へお問い合わせください。 ※日曜日は教会の主日礼拝がありますので、原則、結婚式はお断りしております。
◇豊中教会では結婚式を挙げられるお二人に、式までの準備として牧師との面談および礼拝への参加をお願いしておりますことをあらかじめご了承ください。
《葬儀について》
人間の地上での人生は必ず終わりのときを迎えます。それがいつになるかは誰も知ることはできません。日本では、「死」を縁起の悪いものと考え、日常から遠ざける習慣や傾向がありますが、主イエス・キリストの死と復活の出来事から始まったキリスト教信仰において、「死」は決してタブーではなく、生と死を超えた「永遠のいのち」を与えてくださる神が定められた「とき」であると受け止められるのです。
しかしながら、愛する者との別れは、地上で共に歩んだ家族や友人にとっては耐えがたい喪失と悲しみをもたらします。キリスト教の葬儀は、悲しみの中にある人々の上に神の慰めを祈ると共に、亡くなった方の人生のはじめから終わりまで共にいて豊かに祝福してくださった神に感謝し、厳かな敬意をもって故人を見送り、天国での平安を祈るための「礼拝」として行われます。そこでは、亡くなられた方の人生の証しを通して、生と死を超えた復活の希望が語られ、いずれ天国でまた会う日が来るまで、地上に残されたひとりひとりが与えられた人生のときを神の祝福のうちに歩むための励ましを与えられるのです。
◇豊中教会では、基本的に教会員とそのご家族、求道者の方、その他教会関係者のご葬儀を行っております。長年教会から離れていた教会員であっても、ご葬儀を希望される場合はどうぞ牧師へご相談ください。
◇毎年11月第1日曜に「聖徒の日礼拝」をささげ、天上の友の遺影を並べて記念のときを持ちます。同日14時より、教会墓地(仏眼寺内)にて墓前礼拝をささげ、その年に帰天された方々の埋骨式を行います。
◇豊中教会員とそのご家族の方に向けた手引き『ご葬儀の備え』をご希望の方は、教会事務所へお知らせください。
[豊中教会での葬儀に参列される皆さまへのお願い]
◇教会での葬儀は定刻に始まりますので、式には遅れないよう10分前にはご着席ください。式自体は約60分間、「出棺」までは90分程度となります。
◇服装は黒を基調としたものを着用されるのが一般的です。教会内はすべて土足ですので、靴を脱ぐ必要はありません。
◇持ち物は特に必要ありません。聖書、讃美歌もプログラムに印刷されています。貴重品は必ずお手元にお持ちください。
◇教会駐車場は、駐車台数に限りがあります。葬儀当日はご遺族や葬儀社が駐車場を使用しますので、一般の参列者の方は近隣のコインパーキングをご利用ください(近くにたくさんあります)。
◇御花料(仏式で言うところの「香典」)、ご供花などを受けられるかどうかは、事前に葬儀社またはご遺族へお問合せください。なお、供花を礼拝堂内に飾る場合、お名前の札は外させていただきます(礼拝で神以外の個人の名前を飾ることを避けるためです)。
◇弔電を教会へ直接送られる方は、できるだけ葬儀前日までに届くようにお送りください。(当日配送だと式前にご遺族にお渡しできない場合があります)
[教会員・ご家族の皆さまへのお願い]
《もし、危険な状態になられたときには・・・》
できるだけ早く、ご本人にお会いして共に祈る時間を持ちたいと思いますので、夜中でも遠慮せず、早いうちに教会(牧師)へご連絡ください。もし間に合わなくても、必ずご連絡ください。夜中でも結構です。すぐに面会にうかがいます。
《帰天されたときには・・・》
教会で葬儀をするかしないか、ということに関わらず、必ず教会(牧師)にご連絡ください。すぐにうかがいます。故人にお会いしてお祈りをした後、教会で葬儀をする場合は、今後の葬儀についてご相談をいたします。
《埋骨・記念会について・・・》
教会墓地や個人墓地への埋骨をご希望の方は、葬儀の打合せなどの際に牧師へお申し出ください。教会墓地への埋骨は原則11月第1日曜日の聖徒の日「墓前礼拝」の中で行います。なお、墓地の改葬、墓じまいなどは受入れておりません。その他、ご質問やご希望などありましたら牧師へご相談ください。
キリスト教では特に、故人を記念する決められた法要のようなものはありません。教会では「聖徒の日」で毎年記念していますが、だいたい区切りの良い時期(50日や1年の節目など)に、ご遺族が集まって記念の式や埋骨を行うこともあります。記念会のご希望などがありましたら、牧師へご相談ください。